【ヒグビーの理論】人の名前を覚えるコツ|記憶に残る7つのポイント

名前が覚えられない ヒグビー理論生活

あの人の名前なんだっけ…
ここまで出てるのにー!…
困ったな、思い出せない…

人の名前が思い出せずに困ったこと、誰もが経験したことあるのではないでしょうか。

隣にいる人にこっそり聴いたり、会話をしながら誘導したり…ありますよね。

 

結論から言うと、名前は覚えづらくて当然なのです。

決して、記憶力が低下したことだけが原因ではありません。

 

人間には、”記憶に残りやすいもの”と、”記憶に残りづらいもの”があります。

「人の名前」というものは、“記憶に残りづらいもの”に該当します。

なぜか??

 

本記事では、一体どういうものが人間の記憶に残りやすいのか、その原理をまとめました。

こんなヒト向けの記事:
・人の名前を思い出せない
・物覚えが悪くて悩んでいる
・ヒグビーの理論が気になっている
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【ヒグビー理論】人の名前を覚えるコツ|記憶に残る7つのポイント

思い出せない

では、人間の“記憶に残りやすい”ものとは何なのでしょうか?

 

物事を強く記憶するためには大切な7つの要素があり、「ヒグビー理論」と呼ばれています。

これから7つご紹介していきますが、”人の名前”はどれにも当てはまりません。(※だから、覚えられない)

 

逆に言うと、これから紹介する7つを駆使すれば、人の名前でも文法でも歴史でも、記憶に残りやすくなります。

1-有意味化

有意味化

意味のあるものは覚えやすい、ということです。

人の名前を覚えるときに、意味を付けて覚えている人などいないと思います。

また、英単語を覚えるときに全然頭に入らないのも、“英単語自体には意味がない”としているからです。

 

しかし、そういった言葉に関しても、“語源”や”背景”など意味を持たせれば、一気に覚えやすくなります。

では、どちらの方が覚えやすいでしょうか?

A)
はじめまして、私の名前は「博史」です。
よろしくお願いします。
B)
はじめまして、私の名前は「博史」です。
博学になって歴史に名前を刻む男になってほしい、という意味が込められています。
よろしくお願いします。

明らかにBだと思います。

“そういう意味だったのか!”と頭に刻み込むことで、記憶に残りやすくなります。

 

本来ならば意味のないと感じているものにも、必ず意味があるはずです。

無理やりにでも有意味化させることで覚えやすくなるので、ぜひ試してみて下さい。

2-組織化

組織化

ルールがあるものは覚えやすい、ということです。

歴史上の人物の名前を覚えるにあたっても、点で覚えると訳が分かりません。

 

ルールを決めて、ジャンルカテゴリにまとめることで、覚えやすくなります。

A)
・歴史上の人物の名前を100人覚えろ
→手当たり次第に暗記をしていく
B)
・歴史上の人物の名前を100人覚えろ
→「徳川家」「源氏」「歴代総理大臣」…グループ分けしてから暗記

Bの方が頭の整理ができて、記憶に残りやすくなります。

 

決められたルールでなくても、自分なりのグルーピングでまとめて覚えることも大切。

整理をした上で覚えることで、記憶へ残りやすくなります。

3-連想

連想

既に知っているコトと繋がると覚えやすい、ということです。

語呂合わせが代表的な例になります。

 

歴史の年号や元素記号、覚えづらいことは無理やり語呂合わせで覚えた人も多いのではないでしょうか。

<例>
・1467年:応仁の乱
→人よむなしく…

・水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム…
→水平リーベ僕の船…

語呂合わせって、いわば駄洒落ですよね。笑

日本人特有の素晴らしい暗記方法だと思っています。

 

私はこどもの頃に、自宅の電話番号を語呂合わせで覚えていました。

ただの数字の羅列も、そのように工夫すれば簡単に覚えることができます。

 

覚えづらいことがある方は、無理やりにでも語呂合わせで連想してみてはいかがでしょうか。

4-視覚化

視覚化

視覚的なイメージは覚えやすい、ということです。

歴史の授業を60分間聴いているよりも、NHKの歴史アニメを15分間見る方が分かりやすい、といった経験をした事があると思います。

 

映像化されることで、視覚聴覚を刺激して覚えることができ、記憶に残りやすくなります。

<例>
・夏目漱石の小説「坊ちゃん」
→漫画「定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む」

・英単語を覚える
→単語とイメージを結び付けながら覚える

実際の映像作品や漫画だけでなく、妄想して頭の中で映像化させることも、記憶に残す大切な術です。

楽しい妄想イメージが永遠に忘れられない、なんとこともあるのではないでしょうか。

 

覚えたい事柄をイメージして動かして、記憶に結び付けていきましょう。

5-注意

注意

注意を向けた方が覚えやすい、ということです。

勉強をするときに蛍光ペンやマーカーを引いて、暗記した経験があると思います。

 

マーカーを引く勉強方法も、自然と注意を引いて覚えやすくしていたのです。

蛍光ペンを引きすぎて、何を覚えたらいいか分からない状態のノートも学生時代の思い出の一つですね。

 

注意を引くという点においては、こういったブログ記事でもいえます。

<例>
・物事を強く記憶する大切な7つの要素は、「ヒグビー理論」と呼びます。

・物事を強く記憶する大切な7つの要素は、「ヒグビー理論」と呼びます。

・物事を強く記憶する大切な7つの要素は、「ヒグビー理論」と呼びます。

特に強調されている箇所がないと、サラッと流して読んでしまうかもしれません。

太文字マーカーが引かれていると、読むべき、覚えるべき箇所がわかりやすくなります。

 

記憶に残すために、覚えたい事柄に注意がいくようにしてみてはいかがでしょうか。

6-興味

興味

好きなことに関しては覚えやすい、ということです。

歴史上の人物については全然覚えられませんが、好きな俳優やアーティストの情報はすぐに覚えられると思います。

<例>
・徳川家康がやったこと、亡くなった年、側近の名前..
→歴史に興味がない人は覚えづらい

・好きなアーティストのデビュー年、インタビュー内容、曲の歌詞..
→気付いたら覚えている

覚えるべき事象について、まず好きになるということが記憶力向上のステップになります。

 

全てのことを好きになることは難しいと思いますが、「何故こうなったんだろう?」といった疑問を持つところから始めてみて下さい。

7-フィードバック

フィードバック

復習したり褒められたりすると覚えやすい、ということです。

学生時代にテスト勉強をしている際にも、前日の内容を復習していたと思います。

 

復習することで短期記憶で覚えているものを、長期記憶へ入れていくことになります。

A)
・5日間で100個の英単語を覚えなければならない
→毎日20個しっかり覚えていく。
B)
・5日間で100個の英単語を覚えなければならない
→1日30個ざっくり覚えて翌日に復習。それの繰り返し。

このパターンの場合、Bの方が覚えやすくなります。

 

また、“他人から褒められる”というフィードバックは、記憶への植え付けに効果的です。

筆者も高校時代に、科学の期末テストを頑張ってクラス1位をとりました。

先生から褒められて嬉しかった記憶はまだ残っていますし、その度に暗記したことも定着していきました。

 

一度覚えたら終了ではなく、復習してしっかりと記憶に残していきましょう。

【ヒグビー理論】人の名前を覚えるコツ|記憶に残る7つのポイント|まとめ

・名前とは「ヒグビー理論」に当てはまらない項目
・7つの原理を利用すれば、記憶に残りやすくなる
<ヒグビー理論>
・有意味化:意味のあるもの
・組織化:ルールがあるもの
・連想:語呂合わせしたもの
・視覚化:イメージしたもの
・注意:強調されているもの
・興味:好きなもの
・フィードバック:復習と評価

冒頭に話した”人の名前”とは、ルールがないし、語呂合わせではないし、映像でも覚えません。

だから、覚えづらいのです。

 

「エビングハウスの忘却曲線」によると、1時間後には覚えた内容の56%を忘れると言われています。

昨日、友達と話した内容をすべて喋って!と言われても話せませんよね?

自分で思っているよりも、人間の記憶というのは不安定なものです。

 

人の名前に限らず、少しでも記憶に残していくために、ヒグビーの7つの原理を意識してみて下さい。

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