チームワークが悪い…
一体感が生まれない…
楽しい会話が少ない…
会社員として仕事をする上で、5-6名のチームで動くことが多いと思います。
チーム力を最大化させるために、個人スキルは大切な要素です。
しかし、個のチカラだけに頼っているチームには、飛躍的な成長はありません。
それは、「個人+個人+個人…」といった足し算にしかならないからです。
チームとしての一体感や統率力を向上させることは、チームビルディングとして必須です。
それにより「個人×個人×個人…」といった掛け算のパワーが生まれます。
強いパワーが生まれると、仕事もうまくいき、モチベーションが上がり、さらにパフォーマンスが向上し…
いいサイクルに入っていきます。
本記事では、どのようにしてチーム力を高めればよいか、考え方についてまとめました。
・チームの雰囲気が悪い
・会社員でチームビルディングに悩んでいる
・メンバーとの距離感を感じる
チーム力を高めるには?原因は意思統一の欠如【自己理解と他者理解】
チーム力を高めていくにあたり、3つのポイントが重要となります。
・相手の特性を理解する(他者理解)
・自分の特性を理解する(自己理解)
3つの意思統一と相互理解が行われることで、チームとして最大のパフォーマンスが発揮できます。
では、一つ一つ解説していきます。
チームの「目的」を定義する
そもそもなぜ、チームというものが存在しているのでしょうか?
チームとは、「目的」を達成するために集まる組織です。
・商店街の運営団体「来客・売上向上」
・サッカーJリーグのチーム「リーグ優勝」
どのジャンルにおいても、目的なく集まっているチームなど存在しません。
まず、チームを運営する上で“目的の共有”は必須です。
これは当たり前のことです。
目的の共有が出来ていないリーダーがいたら、チームビルディングの前にまず行ってください。
「売上を昨年対比で130%達成する」
「売上を昨年対比で200%達成する」
同じ売上達成という目的ではありますが、目線が全く違います。
目指すべきゴールによって、チームとして行うべき行動が変わってきます。
「うちのチームの目的はなんだ?」という質問に対して、全員が同じ回答をすればOKです。
その限りでなければ、チームとしての意思統一が図れていないということです。
チームとして目指すべきぶれない「目的」を定義してください。
相手の特性を理解する(他者理解)
チーム全員の「目的」が共通認識となったら、目的を達成するための行動へと移ります。
しかし、「目的」は同じでも、達成に向かっていく動き方やスピードは全員が異なります。
例えば、登山で登頂することが目的だとします。
登山経験者、初心者、年齢50代、20代、男性、女性…
この様なチームで登山をした場合、全員が同じスピード、同じルートで頂上にたどりつくでしょうか?
絶対に違いますよね。
この時、どのように行動すれば全員で最も早く登頂できるか、考える必要があります。
登山経験者のスピードとやり方に合わせる事がいいでしょうか?
初心者の意見を聞きながら歩いていく事がいいでしょうか?
正解は、分かりません。
つまり、何が言いたいかというと。
他メンバーの特性を、出来る限り全て把握してください。
どんな登り方を得意としているのか。
どんなタイミングでサポートし合えばよいのか。
リーダーがチームメンバーのことを把握するだけではダメです。
全員が全員のことを深く理解していることで、犠牲を最小限に抑え、効果を最大限に増幅させることができます。
何をしたら怒るか、得意なことは何か、苦手な人は誰か、学生時代は何をしていたか…
細かい情報を知っていればいるほど、チームとしての相乗効果が生まれます。
お互いを知ることが、まず最初にしなければならない重要事項です。
※お互いを知るためには?チーム合宿をしてみましょう!※
注意点として、プライベートな情報は言いたくない人も多いので、見極めてください。
自分の特性を理解する(自己理解)
相手のことを深く知ると同時に、自分がどんな人間であるかを理解し、周りに伝えることも大切です。
自分のことなんて分かっているわ!
と、言いたい気持ちはごもっともです。
しかし、ヒトは意外と自分自身を分かっていません。
「内省」というコトバをご存じでしょうか。
自分の考えや行動などを深くかえりみること。
※出典:コトバンク デジタル大辞泉
何故あの行動を取ったのか、何故あの時テンションが上がったのか、何故あの人が苦手なのか…
「好き」「嫌い」「得意」「苦手」「楽しい」「嬉しい」…
全ての行動や感情には動機があります。
感覚的に分かっているかもしれませんが、それを言語化することはできるでしょうか?
自分を言語化する上で大切なことは、「共通項」を見つけることです。
例えば、自分がテンションの下がる瞬間を書き連ねます。
「受験に落ちた時」
「後輩が表彰された時」
「目標に達成しなかった時」
…etc
10個、20個を書いたら、それらの共通項を見つけてください。
例えば上記でいうと、「他人と比較されて負けた時」と書けるでしょうか。
その共通項こそが、あなたの心の中の本質になります。
自分自身を理解をすることで、伸ばすべきポイント、克服すべきポイントなどが明確になります。
また、チームのメンバーに対しても、自分の心の中の本質を伝えてください。
そうすることによって、メンバー同士の他者理解が深まり、サポートしあうことができます。
内省をすることで、自分でも気付いていなかった自分に、出会うことができるかもしれません。
チーム力を高めるには?原因は意思統一の欠如【自己理解と他者理解】
・相手の特性を理解する(他者理解)
・自分の特性を理解する(自己理解)
チームというのは、ほとんどの場合が自分の意思なく集められた集団です。
会社にしろスポーツにしろ、集まった当初は知らない人が必ずいると思います。
その中で最大のパフォーマンスを出すには、お互いを知るということ。
学生時代の部活やサークルも、最初は知らない人同士の集まりにすぎません。
しかし、共に長い時間過ごしていることで、仲間の性格や過去などが分かってきて、団結力が深まります。
チーム内で相互理解を深めるための具体的な取り組み方法は、こちら。
自己理解と他社理解を深めて、チーム力を最大化させていきましょう。
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