ご覧いただいている”ふまブログ“は、2019年4月末に開設しました。
ブログを運営していると、ルールを逸脱した怪しい輩にサイトを狙われることがあります。
2019年10月に“アドセンス狩り”の被害に合い、ブログ内の広告の掲載を停止させられたこともありました。
2020年10月末、新しいブログの被害を被ることになりました。10月は厄月…?
その名も…記事のパクり。
ある日、私が書いた記事とソックリな記事ばかりのブログを発見したのです。
見つけた時の驚きは忘れもしません。
あまりにも分かりやすいパクリだったので、“怒り”と“笑い”が同時に込み上げてきました。ここまでパクるかね、と。
本記事では、ブログ記事がパクられた時の対処法など、実録を基にお伝えします。
・ブログ記事をパクられて困っている
・パクられた後の対処法を知りたい
【実録】ふまブログのパクられ騒動【被害者は語る】
2020年10月30日、私はこんなツイートをしました。
私が新記事をアップして、2.3日後に同じテーマで記事をアップしてるブログ見つけた。
— ふま@ブログ19ヶ月目 (@Fuma_investment) October 30, 2020
流石に偶然なわけないよねぇ……🤔🤔 pic.twitter.com/jTMVuGvj8r
明らかに私の記事のパクリと呼べる記事に出会ってしまったのです。
しかも絶妙にタイトルを微変更してるあたりが、またムカつくのですよね~。
もちろん全ての記事がパクられている訳ではありませんが、偶然で片づけられるレベルを超えていました。
パクリをどうやって見つけた?
一体、パクリをどうやって見つけたのでしょうか?
正解は、SEOの競合調査です。
過去に執筆した記事をリライトすべく、Google検索して競合チェックをしていました。
「2週間前には見なかった記事があるな」と、何気なく競合サイトをクリック。
記事の内容と構成が似ているので「おや…?」と疑問に思ったのも束の間、“関連記事”をチェックして驚愕。
私と同じテーマで記事を書きすぎやん!こいつ!
一心不乱にサイトマップを舐めるように見てやりましたよ。(仕事中なのに)
目検で確認できたパクリ記事数は、累計38記事に及びました。
雑記ブログという特性の中、これだけ同じ記事がアップされているのは疑問を抱かざるを得ません。
なぜパクリと確信できたのか?
筆者のブログ記事と、パクり記事の一例を見てみましょう。
どうですか?
この間違い探し。
もはや笑っちゃうでしょう。
雑記ブログでこれだけ同じテーマで38記事も乱立していて、パクリを確信しないわけがありません。
そして、追い打ちをかける事実が「投稿日」です。
②私が新記事をアップした2,3日後にパクリ記事をアップしている
私のパクり記事を見ていると、すべてが2020年7月以降に書かれているものでした。
恐らく、その辺りで私のブログを見つけて、アイディアをパクることを決意したのでしょう。
「ちょうどいいブログ見つけたわ~」くらいに思ったのでしょうが、こちとら毎日ブログと向き合ってひーひー言いながら見つけたキーワードなんじゃい。
アイディアを丸パクりするのは、本当に許せない。
そして、最たるは最新記事ですね。
私が3日前にあげた最新記事が既に相手のブログにアップされており、「もはや私が記事アップしたら通知くるようにしてる?」と思えるほど。
“オフホワイト”など甘ったるい判決ではなく、どんな優秀な弁護士でも戦えないほどの“クロ”と言えるでしょう。
あなたもパクり疑惑の記事を発見したら、記事の投稿日をチェックすることを忘れずに。
記事をパクられた時の対応/解決策
それでは、ブログ記事がパクられた時の対処法をまとめていきます。
主に行うことは以下の4つ+α。
①管理人へ連絡
②サーバー会社へ連絡
③Googleへ連絡
④ASP会社へ連絡
私が被害を被った騒動では、「①管理人へ連絡」のみで決着が尽きました。
そのやりとりは、後ほど。
最終的には該当記事を全部削除してもらいましたが、バレたから消すなら最初からやるなと強く言いたいですよね。
パクリ記事の管理人へ連絡しても返信がないことも多いと思うので、その際は第三者への通知を徹底して行いましょう。
前提:スクショを取得
まず、パクリ記事を発見したら証拠としてスクリーンショットを取りましょう。
記事を非公開にされてしまっては、二度と証拠をつかむことが出来なくなるのでご注意。
GoogleChromeの拡張機能「Awesome Screenshot」なら全画面のスクショを獲れますし、画面一部であれば「Shift+Win+S」のショートカットキーで取得できます。
パクリ記事のスクリーンショットを獲ったら、管理人へ連絡を試みましょう。
①管理人へ連絡
パクリ記事のブログ内の問い合わせページから、管理人へ連絡を行います。
その際の注意点はコチラ。
・どこがパクリなのかを提示する
・記事の削除依頼を伝える
・向こうの見解を問いただす
・第三者へ報告する旨を伝える
つい感情的になってしまいがちですが、感情をぶつけると相手も感情をぶつけてくるので、あまり建設的な話し合いにならない可能性が高まります。
私は、パクリ管理人へ以下の文章を連絡しました。
丁寧に書いていますが、許さないからな^^と笑顔で拳銃を突きつけている心持ちです。
すると、2時間も経たないうちに、管理人から返信が。
返信のスクショはプライバシーも加味して遠慮しますが、記載してあった文章の一部抜粋がコチラ。
・ふまブログ様の魅力あるブログに惹かれ、ファンになったことが正直なところです
・私も上手く運営できるようになりたいという浅はかな思いから、結果としてやってはいけない類似へとつながってしまった
…ファンとは?
相手が一番困ることをするのは、ファンではないぞ^^
ファンなのにTwitterで私のことフォローもしてなかったぞ^^
そして類似ちゃう!パクリや^^
と、いろんな思いはありましたが、問い合わせから2時間ほどですべての記事は削除(非公開)となり、一件落着を迎えました。
奇跡のスピード解決です。
管理人から返信がこない可能性も高かったので、まずは一安心でしたね。
翌日に改めてブログを見に行くと、該当記事だけでなくブログ自体が閉鎖(メンテナンス中)に。
そしてTwitterアカウントも閉鎖されてました。
またドメインを変えて同じことをしないと祈るばかりです…
②サーバー会社へ連絡
ブログの問い合わせページがない、連絡したけど返信がないという場合の手段をまとめていきます。
まずは、相手の利用しているサーバー会社へ連絡しましょう。
「そんなのどうやって調べるねん!」とお思いですが、意外とカンタンです。
TECH-UNLIMiTEDというサイトに、相手のドメインを打ち込むだけ。
これは私のブログのドメインを入れた時の検索結果ですが、「Name Server」を見れば利用しているサーバーが分かります。
私の場合、エックスサーバーを使っていることが一目瞭然ですね。
サーバー会社が分かったら事情を説明して通報しましょう。
真っ当な理由で申請が上がった場合は、アカウント停止や削除の対応をしてくれる可能性があります。
ただ、実態としてはなかなか動いてくれないケースが多い様なので、一つの可能性として。
③Googleへ連絡
著作権侵害など法的にアウトな記事と認められた場合、Google側でコンテンツへのアクセスをブロック・制限・削除などの対応が検討されます。
Googleへの問い合わせページはコチラ。
ブックマーク必須ですね。
ただ、記事自体を消すというよりは、検索結果に表示されないなどの対応になってきます。
天下のGoogle様より裁きが下るためにも、スクショなど物的証拠をしっかりと集めてから問い合わせを行いましょう。
④ASP会社へ連絡
これは、同じASPのアフィリエイト案件記事がパクられた場合のみ有効です。
利用しているASP会社へ連絡するという手段もあり、例えばA8.netではコチラの問い合わせページが不正報告のフォームになっています。
しかし、アフィリエイト記事は案件ありきの執筆です。
同じジャンルで戦っているブログ同士であれば、ネタが被るのは日常茶飯事でしょう。
ブログ全体では30記事パクられていたとしても、該当ASP記事では1件しか類似記事がなければ難しい判断になるかもしれません。
【ブログの文章がパクられる】記事がパクられた時の対応は?|まとめ
■証拠のスクショは最初に撮っておく
■ブログの問い合わせページから連絡
-感情的な文章にならず、敢えて丁寧に
-どこがパクリなのかを提示する
-記事の削除依頼を伝える
-向こうの見解を問いただす
-第三者へ報告する旨を伝える
■サーバー会社へ連絡する
■Googleへ連絡する
■ASP会社へ連絡する
今回、ガッツリと記事をパクられて感じたのは、「ブログをなめるな」
成功しているブロガー達は、自分の頭で考え、試行錯誤の中で失敗を繰り返し、長年かけて成功を掴んでいます。
人のブログをパクって一流になれるほど、甘い世界ではありません。
もちろん、他ブログを参考にして記事を執筆することは、誰もが行っていることでしょう。
しかし、人がアップした記事を片っ端からパクって記事にするのは、流石にルール違反と言わざるを得ません。
ブログ記事にだって、著作権はあります。
記事のパクリは立派な犯罪です。
もし被害を被った場合は、毅然とした態度で徹底的に戦いましょう。
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