企業に勤めている以上、様々な人間関係が存在します。
「同期」「先輩」「後輩」「上司」「部下」…
その中でも最も複雑な人間関係がコチラ。
「年下上司と年上部下」
「強く文句も言いづらい」「おじさん部下が働かない」…
悩みを抱えている管理職の方も多いと思います。
私は28歳で初めて管理職になりました。
6名の部下を持ち、後輩4名、先輩2名という内訳です。
最初は難しさもありましたが、個人的に結構うまくやれている方だと思っています。
私自身が意識しているコトや、実践しているコトを紹介したいと思います。
年上の部下に悩んでいる人は、是非ご参考ください。
・年上の部下の扱いに困っている
・年上の部下の指導方法に悩んでいる
年上の部下への接し方や指導方法で気をつけるべきコトとは?
お互いが尊敬し合える関係になりましょう
これ!
1番大切です!
年上の部下が、年下の上司に対して抱く感情の例として以下があります。
「なんでこいつが上司なんだよ」
「おれの方が仕事できるのに」
「確かに仕事は優秀だけど、ヒトとして好きじゃない」
…etc
まぁ、なにかしら不満は抱きますよね。
どうすれば「まぁ、こいつが上司なら納得だわ」と思ってもらえるか。
それは、
「その人のことが尊敬できるか」
これに尽きると私は思っています。
上司のあなたは、年上の部下から尊敬されていますか?
そして、どんな人を尊敬していますか?
私の持論ですが、
「自分に出来ないことが出来る人」って尊敬できませんか?
年上の部下が苦手なコトで、あなたが得意なコトが絶対にあるはずです。
些細なことでいいんです。
人間関係の作り方、先方の役職者へのアプローチの仕方、資料作成の速さや質、単純作業の精度、業界知識のアップデートetc,,,
部下が苦手なコトは、上司のあなたが背中を見せてください。
「こいつ、年下なのにこんなコトまで出来るのか…」
と年上部下に思わせたら勝ちです。笑
そして、お互いが尊敬しあっている人間関係は強固になります。
あなたも年上の部下に対して、
「なんだこいつ年上のくせに仕事のパフォーマンス悪いな…」
と思うのではなく、
あなたの苦手なコトで、年上の部下が得意なことを見つけてください。
私は、おじさんの部下がいたので、「人生の先輩」としてアドバイスを貰ったりしていました。
結婚や不動産や趣味など、年の功が活きるものは沢山あるので、いっぱい相談してあげてください。おじさんは喜びます。笑
こちらが相手のことを尊敬/信頼していることが伝わると、相手も返してくれます。
もう一度言います。
お互いが尊敬し合える関係になりましょう。
これが、人間関係の第一歩です。
年下の後輩を上手く使いましょう
年下、年上というのはあくまで年齢や社歴という概念の話です。
会社に所属している以上、「上司」と「部下」という関係は絶対です。
仕事を与える、相談を受ける、評価をする…
しかし、時には上司から言うと角が立つこともあります。
私の実体験ですが、年上の部下と話している際、こんなことを言われたことがありました。
「チームのメンバーが若いので、少し輪に入りづらい」
…んなこと言わずに入れよ。仕事だよ。
と、思いましたが声には出さず。
私から本人に強く言っても解決しないと思ったので、後輩のチームメンバー達から、もっと日常的に声を掛けるようにお願いをしました。
雑談からでいいんです。
おじさんが輪に入りやすい環境を作ってあげる、ということがやりたかったので。
この場合は命令やお願いではなく、空気作りをしてあげることが正解だと思ったので、「上司」の私ではなく、「後輩=同僚」からのアプローチが適していると判断しました。
そして、後輩から求められて心から嫌がるヒトはあまりいません。
人間、ヒトから求められると嬉しいものです。
上司から命令やお願いをするだけでなく、状況に応じて上手く後輩を使いましょう!
期待していることを最初に伝えましょう
これは言わずもがなですが、できていない上司も多いです。
「これは絶対やって下さい(お願い)」
「ここまでやってくれたら助かります(+α)」
これを、四半期が始まる最初に必ず会話してください。そしてその内容をメールでも送ってください。
なぜかというと、評価〆のタイミングで揉めることのないようにする為です。
年上の部下で往々にしてあるのがこんな文句です。
「おれはこれだけやった」
「なんでおれだけ評価されない」
これを言わせないために、最初の段階で楔を打っておきましょう。
「ここまでやったらちゃんと評価するよ」
と最初に明言しておくことで、3ヵ月後、6ヵ月後にいざこざが発生することもないでしょう。
また、
「ここはあなたの強みなので期待してます」
と最初に伝えることで、自身の存在意義や目指すべき目標を作ってあげることにもなります。
年上の部下に限った話ではないですが、しっかりとやりましょう!
まとめ
いかがでしたか?
私自身の経験則からお話をさせてもらいました。
「年上の部下」とヒトコトで言っても、年齢や性別、新卒や中途などそれぞれ状況が違うと思います。
今回記載した内容は様々な状況でも応用できる、基本的な考え方や動き方をご紹介しました。
同じ悩みを持っている方の参考になっていれば幸いです!
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