Googleギャラリー広告は、個人サイトの収益を減少させるか?

Googleギャラリー広告ブログ/広告

Googleのルールが変われば、世界のルールが変わる。
そういっても過言ではないほどに我々に多大な影響を及ぼしているGoogle先生。

2019年5月、アメリカのサンフランシスコで行われたGoogle Marketing Live 2019において、個人サイト運営者たちにも多大な影響を及ぼすであろう広告商品の発表があったので、ご紹介します。

結論からいうと、個人サイトはオーガニック検索からのサイト流入が少し減少すると思います。

こんなヒト向けの記事:
・個人でブログやサイト運営をし、収益を上げている
・または、収益化を検討している
・最近のGoogleの動向が気になる
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Googleギャラリー広告が及ぼす影響とは?

では、順を追って説明していきます。

Google Marketing Liveとは

年に一度アメリカで開催される、Google主催のカンファレンスイベントです。ここで新機能や今後の展望について、Googleから発表が行われます。

会場の招待者はGoogleの様々な事業における関係者で、日本からも幾人かの方が参加しているカンファレンスになります。

Googleの最高業務責任者であるPhilipp Schindler氏は「モバイル」「マシーンラーニング」「プライバシー」という3点をキーワードとして挙げていました。

今回、様々な発表がありましたが、一覧にすると以下になります。

・Discovery Ads
・Gallery Ads
・Deep linking in Google Ads
・Maximize conversion value
・Campaign-level conversions
・Conversion value rules
・Seasonality adjustments
・Bumper Machine
・Custom Audience
・Audience expansion
・Audio ad inventory
・Showcase Shopping ads

※参考ページ:Google Marketing Live 2019 キーノートスピーチで発表された機能まとめ

なんとも多いですね…!

この中で、私のような個人サイト運営者(個人ブロガー)に影響を及ぼすものが一つ!(一つじゃない気もしますがw)

これです!
【Gallery Ads】(ギャラリー広告)

Gallery Ads(ギャラリー広告)とは何か?なぜ影響があるのか?
まとめていきます。

Gallery Adsとは?

検索結果画面にバナーや動画が掲載される広告メニューになります。
こちらはアメリカ版Googleのデモです。

Gallery Adsデモ

なかなかインパクトありますよね…!
これまで、Googleの検索結果画面の広告といえば、テキスト広告のみでした。Gallery Adsのフォーマットで広告が掲載されると何が起きるでしょうか?

そう、検索広告がクリックされやすくなります。単純明快です。
「トヨタ プリウス」と検索して、車種の画像および説明文があれば、そちらをクリックしてしまいますよね。

検索結果とは有料広告とオーガニックでクリックシェアを奪い合っています。

Gallery Adsの登場により、有料広告のクリック率が向上することでユーザーが流れ、オーガニックをクリックするユーザーが減少すると予想されます。

つまり、私も含めて個人ブロガーのサイト流入が減少する見込みです。



Yahoo!にも同様の広告が存在していた

先ほどは、Googleの話でしたが、検索結果画面にバナー広告を出すという商品はYahoo! JAPANにも存在していました!
その名も「Yahoo!検索 プレミアムサーチディスプレイ」

しかし、2019年の3月に広告商品の販売が終了しました。理由は不明です。
販売が終了したので、現在Yahoo!の検索結果画面には、テキスト型の広告(スポンサードサーチ)しか掲載されていません。

GoogleとYahoo!の違い

ここで疑問が一つ。

「Yahoo!で検索結果画面に元々バナー広告出てたけど、サイト流入そんなに増減していなかったぞ。今回のGoogleでもそんなに影響ないんじゃないの?」

Yahoo!(プレミアムサーチディスプレイ)とGoogle(Gallery Ads)の大きな違いが一つあります。

それは、
広告掲載できるキーワードが異なる!という点です。

・Yahoo!の場合「ブランドキーワード」のみ
・Googleの場合「一般キーワード」もOK(※アメリカでのβ版テスト時)

Yahoo!の場合
トヨタがプリウスで検索結果にバナー広告を出したかった場合は、「トヨタ プリウス」などの自社に該当するキーワードしか購入をすることが出来ませんでした。(前述しましたが、2019年3月で検索結果画面のバナー広告は終了)

Googleの場合
トヨタがプリウスで検索結果にバナー広告を出したい場合は、「燃費のいい車」などの一般的なキーワードで購入をすることが出来ます。(※アメリカでのβ版テスト時)

Google

あなたが、このようなタイトルの記事を書いていたとしましょう。
「燃費のいい車|おすすめ厳選○○紹介」

これまでは「燃費のいい車」と検索してきたユーザーの流入もある程度見込んでいたかもしれません。
しかし、「燃費のいい車」とトヨタがGallery Adsを掲載した場合、そちらに流入が大きく流れてしまうことが予想されます。

個人サイト運営者に何か対策はあるのか

現状、特に何もありません。笑
大手広告主が様々なキーワードで導入しないことを祈るのみです。

とはいえ、検索結果画面にあれだけ大きなバナーを掲載するので、想定のクリック単価はかなり高いと予想されます。
恐らく、気軽に出稿できるメニューではない気がしているので、ここからの広がり具合によって、我々への影響度も変わってくるでしょう。

また、日本ではこれからβ版がリリースされていく段階なので、いきなり動きが変わるということはないと思います。

Yahoo!の様に自社関連キーワードのみ、といったルール変更も行われるかもしれませんしね!

Googleギャラリー広告|まとめ

・Google Marketing Liveで発表されたGallery Ads(ギャラリー広告)
・検索結果画面にバナーや動画を掲載する
・Yahoo!でも同様の商品はあったが、2019年3月に販売終了
・Yahoo!との違いは、一般キーワードも購入できる(※アメリカでのβ版テスト時)

アメリカのカンファレンスで発表されたばかりなので、まだ日本で正式商品としてリリースする時期は不明です。

これからの動向を気にしていきましょう!

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