【悪用?】DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせ|メールが届いたら

DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせブログ/広告

Googleから突然、「DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせ」というタイトルのメールが届きました。

意味は分からないが、嫌な予感がします。

 

その予感は的中。

カンタンにいうと、「あんたの記事、著作権侵害してるから検索インデックス削除するわ!すまんな!」という内容。

 

Why Japanese People!!

と、叫びたくなるほどの、突然の謎展開でした。

 

調べてみると、色々とややこしい取り組みのようで。

本記事では、DMCAに基づくリクエストを貰ってしまった実録をまとめていきます。

こんなヒト向けの記事:
・「DMCAに基づく~」のメールが届いた
・著作権を侵害した書いた記憶がない
・通知の内容に思い当たる節がない
スポンサーリンク

「DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせ」|悪用申請かも?

Copyright

いきなりGoogleからメールが届くと、ドキッとしてしまいます。

「おれ、そんなに悪いコトしたのかな…」と焦るばかりです。

 

「DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせ」のメールが届くと、ブログに起きる事象は以下。

・該当記事のnoindex化

・該当記事のGoogleアドセンス削除

私の記事も、メールが届いた日から検索結果に出ず、アドセンスも空白になっていました。

 

アドセンス狩りに合った以来の、アドセンス停止を喰らいましたね(該当の1記事のみですが)

DMCAとは?

「DMCA」とは「Digital Millennium Copyright」の略式で、日本語では「デジタルミレニアム著作権法」と訳されます。

Web上に存在する著作物を守るアメリカの法律で、実は日本では適用がされていません。

 

では、なぜ日本のWebサイトである私のブログに連絡がきたのでしょうか?

Googleはアメリカ法人なのでDMCAの適用範囲内となり、検索結果上における著作権侵害の申請をすることが可能なのです。

Googleから届いたメール内容

2021年2月27日に、Googleから突然のメールがやってきました。

DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせ メール文

「対象URLの記事が、著作権侵害してるで~」という通達です。

 

しかも、違法と判断したから検索のインデックスから削除してるぞ、という後報告。

Google公式ヘルプによると、約6時間で削除されるとのことです。
※出典:Google「著作権侵害による Google 検索結果の削除に関するよくある質問

たしかに「site:~」で検索したら該当せず、しかもアドセンス広告も除外されていました。

アドセンス 停止理由

 

私が何をしたというのだ!

対象記事は1つだけで、「外出自粛だけど、どこで気分転換する?」的な内容の記事です。(しかも約10ヶ月前に書いた記事…)

なぜ急に指摘が入ったのか、分かりません。

見に覚えのない指摘理由

メールに記載のURLを叩くと、Lumenという法的申し立て通知を集めた第三者サイトへ飛びます。

こちらで、申請の内容が確認できます。

 

まずは、申請者を見てみます。

※英語のサイトを翻訳してます

申請してきたのは「MWSTORY CO.」という会社で、まさかの韓国から送られています。

MWSTORY社を調べたところ、データ保護・デジタルコンテンツの著作権保護などを取り扱う情報保護専門会社でした。

 

なぜ、韓国の情報保護会社が…?

そして、申請理由を見てもまったく身に覚えがありませんでした。

※英語のサイトを翻訳してます

私が書いた記事では、韓国ドラマを真似た箇所は一つもなく、やましい記憶は何もありません。

もちろん、韓国の地名さえ記載ゼロです。(そもそも韓国ドラマ・映画を観たことない…)

DMCAの悪用申請ではないか?

実は、DMCAの申請はカンタンなのです。

Googleの「法的な理由でコンテンツを報告する」などから、あげられることができます。

 

そして、DMCAに関するQ&Aにおいて、目を疑うような項目が見受けられます。

※英語のサイトを翻訳してます

つまり、「著作権違反を調査する義務はないけど、申請きたからとりあえず止めるで~。文句あるなら言ってな」ということです。

 

わお!言ったもの勝ちの世界!?

実際に、DMCAを悪用した事例はいくつか存在しており、有名な判例として「艦これ」の運営が第三者の指摘によってTwitterアカウントを凍結させられました。
※出典:TechCrunch「悪用されたDMCAとは? 凍結されていた「艦これ」公式Twitterが復活

 

公式アカウントが使っているアイコン画像を、偽名の第三者が「自分が描いたものだ」と主張した事例です。

もちろん「艦これ」側は著作権違反をしていない公式画像でしたが、DMCA申請により一時凍結という措置を喰らったのです。

 

他にも、検索結果から競合サイトを排除する為に、DMCAの悪用をする判例もあります。

申請者側のサイト情報などは公開されますが、ダミーのサイトを作ってしまえば、ある程度の悪さは出来てしまいそうです。

もちろん、悪用は訴訟の可能性を多く含んでいますけどね。

 

私の場合も謎の韓国サイトからの申請だったので、悪用・いたずら・嫌がらせの類だったのかもしれません。

どう対処するべきか

著作権侵害が身に覚えのない場合、Googleから届いたメールに記載された対応は以下2つでした。

・弁護士に相談
・フォームから申請

一般人に弁護士の相談はほぼ無理なので、フォームからの申請一択ですね。

 

DMCA 異議申し立て通知フォーム」から、該当項目を記入して反論を申請できるのですが、ここで一つ問題が発生。

えっ!?

著作権の侵害を盾に、個人情報の侵害をされなきゃいけない?

そんな事があっていいのか。

 

ちなみに、異議申し立てをするにあたって、記入すべき必須項目は以下。

・居住国
・氏名
・メールアドレス
・住所
・電話番号
・異議申し立ての正当な理由

ごりっごりの個人情報ですね。

しかも今回は外国(韓国)の企業が相手という事で、流石に身構えました。

 

しかし、このまま泣き寝入りするのも悔しすぎたので、満を持して異議申し立てフォームから送りました。

著作権違反をしている箇所にほんとーに心当たりがないので、「対象のコンテンツを使用したことはありません」にチェック。

他の項目を記入して、Google先生へ送信しました。

 

Googleからの自動返信メールには、以下が記載。

英語のメールを翻訳

「異議申し立てのメールが毎日たくさん届くから、本当に法的に意味ある奴だけ対処するね~」という、なんとも強気な自動返信でした。

 

このあと返信が届くのか?該当の記事はどうなるのか。

また進展があれば、記事のアップデートを行います。(現:2021年2月28日)

「DMCAに基づくGoogle検索からの削除のお知らせ」メールが届いたら|まとめ

・DMCA…Web上の著作権を守るアメリカの法律
・申請によって、該当の記事がnoindex化される
・悪用申請も後を絶たないので、問題になっている
・著作権違反をしてなければ、フォームから異議申し立てをする

突然の著作権違反を指摘された、Google先生からのメール。

身に覚えがなく、しかも韓国からの送信ということで、不正や悪用申請の疑念がかなり強まっています。

 

ブログ運営者なら「DMCA悪用問題」は、必ず知っておくべき事項だと痛感しました。

私は今回の件を受けて知ったので、改めて勉強をし直そうと思います。

 

身に覚えのない申請が来た際は、毅然とした態度で徹底的に戦いましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました