どうせ私なんて…
あの人の方が頑張っているし…
“自己評価が低い”と言われる人は、ついネガティブ思考になってしまう事が多いでしょう。
自分自身に厳しいことと、自己評価が低いことは違います。
客観的に自分自身を見れないと他人とのギャップが生まれ、人間関係や仕事にも影響を及ぼします。
私は、学生時代は自己評価が低かったのですが、会社員になってから意識的に変えています。
自己評価が低くてもあまり意味ないな、と思ったからです。
本記事では、自己評価の低い人の特徴と、改善方法についてまとめます。
・自己評価が低いと思っている
・ちょっとした事で傷ついてしまう
・ネガティブな気持ちを引きずってしまう
自己評価が低い人:5つの特徴
では、”自己評価が低い人“とはどんな特徴があるのでしょうか?
以下の5つの特徴に、3つ以上該当する人は要注意かもしれません。
・始める前から諦めてしまう
・過去の経験に囚われてしまう
・相手の意見に合わせる
・悪い評価をしてくれると安心する
では、一つずつ見ていきましょう。
自己評価が低い人の特徴①「周囲の反応が気になる」
大勢で話をしている時に、その中の一人に反対意見を言われたとします。
「あぁ…みんな反対意見なのかも…」
と感じてしまう人は、自己評価が低いでしょう。
誰か一人によくない反応をされると、みんながよくないと感じているかのように錯覚してしまいます。
まわりの顔色を伺いすぎなのかもしれません。
会社員であれば同僚や先輩、プライベートであれば友人など、関わっている人からの評価がつい気になりますよね。
ポジティブ思考や自己評価の高い人は、たとえ一人に文句を言われても、自分の主張が正しいと思っていれば跳ね返します。
InstagramやTwitterなどに投稿した際、いいね!やコメント数をいちいち気にしすぎる性格も要注意ですね。
「いいねが全然つかない…みんな私に興味ない…?」
と毎回思っていたら、気が休まりません。
そもそも人間って、他人にあまり興味がありません!
それを前提にしているだけで、周囲からの反応の感じ方も変わりますよ。
自己評価が低い人の特徴②「始める前から諦めてしまう」
あの人に告白をするなんて…
あの学校を目指するなんて…
あの会社に転職するなんて…
私には無理!
自己評価が低い人は、人生の選択肢を自ら狭めてしまう傾向にあります。
自信が持てないと行動力が低下してしまい、本当はやりたいにも関わらず、やる前にストップしてしまいます。
何事もやらないと結果はわかりません。
私の経験をお伝えすると、記念受験と思って受けた会社に入社する事ができました。
正直、自分の学歴や当時のスペックで考えたら、背伸びをした結果だったと思います。
それでも、11年目として今も働き続けています。
大学生のときに選択肢の幅を狭めずによかったと、当時の自分を褒めてやりたいですね。
失敗は恥ずかしいことではありません。
やりたいことがあれば、選択肢を拡げてまずはやってみてはいかがでしょうか。
自己評価が低い人の特徴③「過去の経験に囚われてしまう」
自己評価が低い人は過去に失敗した経験があると、それを長い期間で引きずってしまうのも特徴です。
その一方で、自己評価の高い人は未来を見据える思考が付きがちです。
たしかに、ポジティブなリーダー気質の人は「おれは○○がしたい!」と明確に発信しているイメージがありますね。
自己評価の低い人は、一度の失敗に囚われて、行動の選択肢を狭めているケースもあるでしょう。
完璧主義と失敗をいつまでも引きずる性格って最悪の組み合わせでは……ああ~ド根暗な自分が出てきてしまう……早く寝よう
— みさぽん (@vrymtnv) January 14, 2023
過去は過去、今はいま。
過去の自分を引っ張りすぎない様にしてみてはいかがでしょうか。
自己評価が低い人の特徴④「相手の意見に合わせる」
自分の意見が間違っているかも…
相手を納得させることが出来ないかも…
自己評価が低い人は、このように頭の中で堂々巡りに考えてしまい、自分の意見を言えずに終わってしまうことが多いです。
仕事での会議にも言えますし、プライベートで友達と旅行先を決める会話などでも同じでしょう。
本当は言いたいけれど、なかなか自分の本当の気持ちを伝えることができないのです。
でも、自分は意見とかあまり出さずに我慢しちゃうのが欠点だなぁ…。良くも悪くもみんなに合わせちゃう。
— アサリを本気で頑張るあぼぼ (@SbWA3TYhJWljJx9) November 20, 2021
全員からよく見られるというコトはありえないので、少しずつでも自分の意見を伝える意識をしたいところですね。
「何でもいいよ」「任せるね」
という口癖がある人は、自己評価が低いかもしれません。
自己評価が低い人の特徴⑤「悪い評価をしてくれると安心する」
一般的に、自分のことを褒めてくれたり、評価してくれる人って嬉しいですよね。
しかし不思議なことに、自己評価が低い人は、自分自身に悪い評価をしてくれる人を好む傾向があります。
要は、自己評価が低いので、褒められる言葉や高い評価を素直に喜べず、悪く言ってくれる人に安心感を覚える、というコトです。
これは、心理学で「認知的斉合性理論」とも呼ばれます。
自分の悪い評価に安心していては、「自分はダメだ」と思い続ける負のスパイラルから永遠に抜けられません。
負のスパイラルから抜け出すためには、相手が褒めてくれたことに対して、素直に喜びましょう。
自己評価が低い人の改善方法:2つのポイント
自己評価が低い人はどのように改善していけばいいのでしょうか?
ポジティブな思考を少しずつ身に付ける!
これに尽きると思います。
では、具体的にどのようにすればいいか、2つの視点からまとめました。
低い自己評価の改善方法①「否定→肯定」
「否定形」の言葉をなるべく使わないようにしましょう。
どちらの文章がポジティブに聞こえますか?
2, 〆まで残り3日間もある
2, この味は少し好き
2, 旦那に話を聞いて欲しい
圧倒的に2番の方ですね。
ちょっとした違いですが、受け取る印象は大きく変わります。
否定形はネガティブな印象、肯定形はポジティブな印象を受けますね。
1番のような否定形の言葉は、相手だけでなく自分の意識にも大きく影響を及ぼします。
「好きじゃない!」といわれるより「嫌い!」と言われるほうが、清々しささえ感じます。笑
否定形の言葉を無意識に使ってしまわずに、意識して肯定形の言葉を使ってみてください。
少しずつ感覚が分かってくると思います。
低い自己評価の改善方法②「受動→能動」
「受動形」の言葉をなるべく使わないようにしましょう。
どちらの文章がポジティブに聞こえますか?
2, 急な仕事をやっている
2, 私を嫌っている人はいる
2, 契約は白紙に戻った
こちらも、2番の方が潔さを感じますね。
受動的だと消極的な印象になってしまいますが、能動的だとマイナスの事柄も前向きに変換できます。
要は、相手を主語にするのではなく、自分を主語にして伝えましょう。
もちろん、すべてを無理やり変換したら、感情がおかしくなる可能性もあります。
自分のペースで少しずつ考え方を変えていく努力をしていけるといいですね。
このような言い換え一つで、自分自身や相手に与える印象は大きく変わってきます。
是非、少しずつ試してみて下さい。
【自己評価が低い人】特徴5つと改善方法2つ|まとめ
・周囲の反応が気になる
・始める前から諦めてしまう
・過去の経験に囚われてしまう
・相手の意見に合わせる
・悪い評価をしてくれると安心する
・否定形→肯定形へ変換する
・受動系→能動系へ変換する
ここまで書きましたが、自己評価が低いから悪い、自己評価が高いから悪い、ということはありません。
何事にもメリット・デメリットはあります。
今回挙げたような特徴を客観的に把握することで、自分が取るべき行動が分かってきます。
「自己評価が低すぎるな」と感じた人は、肯定や能動の変換を試してみてはいかがでしょうか。
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