日本だけでなく世界に猛威を振るう、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。
2020年4月に緊急事態宣言が発令され、休校やテレワークの推奨が続いています。
2020年5月4日、厚生労働省から「新しい生活様式」が発表されました。
感染拡大防止に向けて、一人一人が意識すべき行動のポイントが書かれています。
飲食店は経済的に逼迫し、閉店を余儀なくされたお店が後を絶ちません。
正直、新しい生活様式に飲み会を当てはめると、超大変です。
この状況が続くと、飲食店は軒並み大ダメージでしょう。
本記事では、新しい生活様式における飲み会について考えてみました。
【新しい生活様式】飲み会はどうなる?厚生労働省の提言から考える

筆者は2020年3月頃からテレワークが始まり、飲み会もずっと行っていません。
オンライン飲み会ばかりです。
緊急事態宣言が解除され、徐々に行動が広がっていく中で重要視される「新しい生活様式」。
飲み会はどの様に変わっていくのでしょうか?
新しい生活様式とは?
2020年5月4日、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、「新しい生活様式」を発表しました。
人との間隔は2m空ける、まめに手洗い・消毒など、感染症対策を基準とした生活様式が書かれています。
また、以下の5つのジャンルにおいて、具体的な生活様式例が公表。
・買い物
・娯楽、スポーツ等
・公共交通機関の利用
・冠婚葬祭などの親族行事
感染拡大防止に向けて大切な行動様式ですが、理想と現実のギャップを感じる項目も。
「食事」における新しい生活様式はコチラ。
・お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて
・大皿料理は避けて、料理は個々に
・屋外空間で気持ちよく
・対面ではなく、横並びで座ろう
・料理に集中、おしゃべりは控えめに
・持ち帰りや出前、デリバリーも
ごもっともです。
…
ごもっともだけれども!!
新しい生活様式で飲み会はどう変わっていくのか?
基準に照らし合わせて考えてみました。
①お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて

グラスの回し飲みは避ける。
理にかなってますね。
(無症状)感染者がいた場合、回し飲みはクラスター発生リスクが高まります。
一つ言えるのは、そもそもグラスの回し飲みってあまりやらないですよね。
「一口ちょーだい!」の文化禁止というところでしょうか。
あとは、大宴会で酔っぱらった際のグラスの無差別使用は禁止ですね。
あまり現代の飲み会に影響は大きくなさそうです。
しかし、“マイグラスを持つ文化”が生まれてくる未来も、遠くないかもしれませんね。
②大皿料理は避けて、料理は個々に

大皿から各個人が料理を取ること禁止。
理にかなってますね。
(無症状)感染者が利用したお皿を、全員が利用してしまう可能性があります。
痛手はバイキングなどのビュッフェスタイルでしょうか。
立食パーティで大皿を取りに行くことが禁止されてしまう??非常につらいですね。
結婚式の二次会もカタチが変わるかもしれません。
居酒屋でのサラダや鍋といった大皿での共有料理。
個別のお皿で提供される未来も近いかもしれません。
お店としては食器が増えて、洗い物といった手間も拡大してしまいますね。
③屋外空間で気持ちよく

できるだけ屋外空間で食べましょう。
理にかなって…
いるけどさぁ!
春先にテラス席で優雅にコーヒーとケーキに舌鼓を打つのは幸せよ?
夏にビールを屋外で飲むのは最高よ?
真冬に屋外で気持ちよく飲み会できないですぜ?
飲食店で屋外席が設けられている店舗なんて僅かですぜ?
地下にあるお店よ。。
もちろん屋内での飲食を禁じているわけではないですが、屋外ありきだと難しい状況になりますよね。
季節問わずテラス席の予約から埋まっていく未来がやってきてしまうのでしょうか。
④対面ではなく、横並びで座ろう

飛沫してしまうので、対面ではなく横並びで座る。
理にかなって…
いるけどさぁ!(2回目)
カウンター席でしか飲み会をするなという事ですかい?
6名で居酒屋に行って、横並びでカウンターに座るんですかい?
その規模の人数で飲み会をするな、という事かもしれませんが。
徐々に難易度が上がってきた、新しい生活様式の飲み会。
ここから更に苦難の道は続きます。
⑤料理に集中、おしゃべりは控えめに

思いきり喋っちゃうと飛沫感染するので、料理に集中しよう。
理にかなって…
いるかもしれないけど、楽しいのか!?
もはや「飲み会はするな」と、クリティカルヒットを喰らったようですね。
そりゃあ高級鉄板料理で和牛を楽しむときは、料理に集中できますよ。
しかしチェーン居酒屋では…厳しいですよね。
飲み会というより、お食事会でしょうか。
新型コロナウイルスのワクチン開発など、安心できる世界になるまで飲み会文化が大幅に縮小しそうです。
こ、これが、新しい生活様式なのか…。
「新しい生活様式の飲み会」とは…
新しい生活様式の飲み会は、難易度が非常に高まってきていますね。
これまでの話を総合します。
・屋外で飲む
・カウンター席
・会話じゃなく料理を楽しもう
この飲み会…
楽しいんか!?
いや、別に1,2回ならいいけど、ずっと続くとなると。
こんな感じですかね。

あら、綺麗な女性が縁側で楽しそうに…
ってことじゃないです。
新しい生活様式の飲み会の要素を総合すると、“縁側でほのぼのする”という事に行きつきました。
感染拡大防止に向けて、新しい生活様式が大切なのは間違いありません。
それができるお店・人がどれだけいるのでしょう?という事です。
飲食店も経済的に苦しい状況が続きます。
規制がない状態では、宴会の予約が入ったら受けざるを得ません。
結局は、一人一人が手洗いマスクなども含め、総合的に感染防止に努めるしかなさそうです。
縁側Barが新規オープンする未来も近いかもしれませんね。
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